低アレルギーキャットフード

愛猫も人と同じようにアレルギーに悩まされることは少なくありません。皮膚を痒がったり、皮膚が赤くなったりするものや病気でないのに下痢をしたり、喘息のようなゼーゼーという呼吸になったり、様々な症状が現れます。

アレルギーの原因は、ホコリやカビ、細菌、ノミやダニなどの環境に関するものと食べ物に関係する物があります。まずは、何が「アレルゲン」になっているかを特定することが大切です。動物病院で検査してもらいましょう。

痒みがひどいと体を掻いて皮膚を傷つけてしまいます。このような場合はステロイド剤などで治療しますが、長く使い続けると副作用の危険性もあるので、環境や食物などを改善することが重要です。

キャットフードがメインの食事になって以来、キャットフードに含まれるものが原因でアレルギーになるケースも少なくありません。

食物アレルギーの5大アレルゲンと言われているのが、「卵」「乳製品」「小麦」「そば」「落花生」ですが、キャットフードに多く含まれているのが「小麦」や「トウモロコシ」の穀類です。穀物がメインのキャットフードは、アレルギーになりやすいので注意が必要です。また、ペットフードに含まれている添加物などは内臓の働きを阻害してアレルギー症状を悪化させる可能性があります。合成着色料などがアレルゲンになるケースもあるので着色料などにも注意しましょう。

低アレルギーのキャットフードは、まず良質の動物性タンパク質をメインにしていることが大切です。但し、牛肉や鶏肉メインのものでアレルギーが出たら、魚メインのものに変更してみましょう。当然、グレインフリー(穀物不使用)のものがベストです。さらに無添加であれば申し分ないですね。

アレルギーの原因は、愛猫の体質などによって様々です。アレルギーの疑いがあったら、まずは、愛猫のアレルゲンが何なのかをしっかりと特定することです。そして、アレルゲンを除去するための対策をきちんとしてあげましょう。そのためにもキャットフードに対する基礎知識は身につけておきたいですね。